開発途上国で口唇裂・口蓋裂などの顔面障害を持つ子どもたちの支援を行っている非営利医療団体オペレーション・スマイルは、これまで22万人の子どもの治療にあたってきた。多くの子供たちが治療を待っている現状で、手術を必要としている子どもを特定するために電子カルテ化を進めている。
(参照:「病気に苦しむお子さんを助けることに娘も賛同してくれる」 6歳未満女児 脳死判定で臓器提供)
Photo:Operation Smile (31 of 32).jpg By Diego K G
1982年、形成科医のビル・マギーと、看護士で医療ソーシャルワーカーの妻のキャシー・マギーによって設立したオペレーション・スマイルは、開発途上国で治療を受けることができない子どもたちに無料で治療を施すほか、現地の医師や看護師のトレーニングも行っている。
オペレーション・スマイルは世界80各国以上で活動を続け、これまに22万人以上の子どもの治療にあたってきた。黒人種や白人種に比べ黄色人種の発症率が高いといわれている口唇裂・口蓋裂だが、中国では1日に100人以上の子どもがそのような症状をもって生まれてきている。さらに、現在5000人もの子供たちが治療を待っているという。オペレーション・スマイルは活動を続けていくとともに、治療を受けることができない子どもたちのために寄付を呼びかけている。