世界最高平均寿命を誇る日本で100歳を超える女性の割合は9割近くになる。女性が健康的に生き生きとした生活を送れるように「女性のミカタ」プロジェクトが進められている。
(参照:国民の健康に貢献 「第3回健康寿命をのばそう!アワード」表彰式開催)
Photo:Obaachan! By Cherrie 美桜
世界保健機関(WHO)が発表した2014年版『世界保健統計』によると、日本の平均寿命は84歳と世界最高寿命である。国内の100歳以上の高齢者は5万4397人で、そのうち女性は4万7606人にものぼり全体の87.5%を占めている。
「女性のミカタ」プロジェクトとは、女性がかかりやすい病気を早期に発見・治療をすることにより、日常生活を疾患などに悩まされること無く健康に送る「健康寿命」を延伸する取り組みである。日本人女性の平均寿命は86.4歳であるが、健康寿命は73.6歳といわれている。13年という差を少しでも短くするため、「女性のミカタ」プロジェクトでは、医療機関などで相談しやすい環境作りや「気づかれにくい2大疾患チェックシート」や「女性のミカタ」などの小冊子を配布している。参加施設には「女性のミカタ」ステッカーの掲示されており今の健康だけでなく将来の健康も気軽に相談することができる。