国立がん研究センターの研究班は今年9月、中高年女性の目標とするBMIを改訂。これまで19~25だったのを21〜25とした。日本人女性は先進国の中でも一段とBMIが低い人が多く、やせ過ぎのケースも多いのが問題視されている。
(参照:がんの早期発見も 厚労省が医療検査薬市販解禁を検討)
Photo:Lose weight now By Alan Cleaver
国立がん研究センター予防研究グループは2006年に成人男女2000人を対象にがん予防に関する意識調査を実施。生活習慣の改善によりどのくらいがんを予防できるかという質問に対し、50%未満と答えた人が過半数を占め、70%以上と答えた人は1割だった。またがん予防でとくに問題視している要因として回答が多かったものはタバコや偏った食生活であった。
国立がん研究センター予防研究班はネット上に「日本人のためのがん予防法」を公開している。「日本人に推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法」は8か条あり、禁煙や適度な運動のほか、食生活に関しては熱い飲食物は避け塩分の摂取は最小限にすること、太り過ぎややせ過ぎに注意し成人期での体重を維持することなどが推奨されている。