製薬企業の日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は、1日1回の投与で24時間の安定した血漿中濃度が保て、安定した効果が継続するドパミン作動性パーキンソン病治療徐放性製剤「ミラペックス®LA錠」を日本で販売開始することを、7月20日に決定した。(参考:新しい抗凝固薬「プラザキサ」、今春発売予定)
ミラペックス®LA錠は、現在すでに高い評価を得ているドパミン作動性パーキンソン病治療薬の「プラミペキソール」を徐放性製剤(有効成分の放出をゆっくりにすることにより、薬の服用回数を減らし、血液中の急激な有効成分濃度の変化を減らす)化したもの。プラミペキソール徐放性製剤は現在、欧州各国や米国など、およそ40カ国で認可されている。
同薬品は1日1回の投与で安定した効果が得られるだけでなく、早期や進行期のパーソンキン病患者の症状に対する有効性も認められているという。パーソンキン病患者から多く寄せられている「1日1回の服用になると楽になる」という意見にもこたえ、患者のQOL向上につなげる。