株式会社ウェルビーは11日、患者や医療従事者の調査データを公表する「Welbyボイス」にて、気管支喘息患者に関する調査結果を公開。5割以上の患者が病気・治療の情報を医療機関で充分に得られていないという結果となった。
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Photo:Bronchial tree By allspice1
株式会社ウェルビーは、気管支喘息患者1008名を対象に調査を実施し、半数以上の人から「医療機関で気管支喘息の病気や治療の情報を充分に得られていない」という回答を得た。「情報を充分に得られている」と答えた人は3割弱だった。また、気管支喘息の治療において記録を行っているか、という質問では7割以上の人が何もしておらず、2割弱の人が病院で貰ったノートやその他の手段でなにかしら記録をしていることがわかった。
気管支喘息の患者数は300~400万といわれており、治療に際しては服薬や日常生活での管理も必要になってくる。喘息患者は突然の発作に襲われるリスクも高いことから、患者の普段の心がけはもちろん、医師や看護師らの指導も見直すべきポイントとなる。