医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社は、会員医師を対象にした樹状細胞ワクチン療法に関するアンケートの結果を公表した。
(参照:気管支喘息 医療機関で治療の情報を充分に得ていない患者は5割以上)
Photo:Dendritic Cell By ZEISS Microscopy
樹状細胞ワクチン療法とは、免疫療法のひとつである。体外で樹状細胞を作製し、そこにがん抗原を与えて体内に戻すことにより抗腫瘍効果をはかるというもので、先進医療や保険外診療としてすでに提供されている。この樹状細胞ワクチン療法についてアンケート調査を実施した結果、約7割の医師が「初めて知った」と回答。そのうち4割は「初めて知ったが、興味が沸いた」という回答が多く、「第4のがん治療法になりうる気がする」「有効な治療法に思えた」などの回答も多かった。
その一方で「興味がもてる段階ではない」や「専門外なので興味はない」と回答する声もあった。「コストと効果が見合うか」「安全性や副作用は」「有効性はどうか」などの情報を求める声もあるが、全体的にみると可能性や期待を感じるという医師が多かった。