若い世代の献血離れが深刻な問題となっている。とくに20代の献血率は平成6年度から比べると半分以下になっており、厚生労働省は近く成人の日を迎えるにあたって、献血率向上のための「はたちの献血」キャンペーンを行うことを発表した。
(参照:若者の献血離れ 1年以内に献血した人は2割以下)
Photo:Kenketsu-chan By Yuya Tamai
10〜30代の献血者数は毎年減少傾向となっており、とくに例年冬の時期は減少しがちである。そのため、厚生労働省、都道府県及び日本赤十字社の共催により今年度も「はたちの献血」キャンペーン開始することとなった。
今年度の「はたちの献血」キャンペーンの表題は、全国から集まった582作品のなかから選ばれた「献血にふみだす一歩 はたちの勇気」。「はたち」の若者を中心として、献血への理解を深めるために本キャンペーンを平成27年1月1日~2月28日に開催する。
最近では若い世代の献血者数向上のため、東京スカイツリータウン・ソラマチではカフェを併設したり、秋葉原では漫画喫茶の様な献血ルームが登場するなど様々な工夫が行われている。厚生労働省では、成分献血や400mL献血への継続的な協力を呼びかけている。