千葉県千葉市で7月20日、胸の痛みを訴えて119番通報した男性が、6つの病院で7回にわたり受け入れを拒否された後、心肺停止状態に陥り死亡していたことが22日に判明した。同市の消防局によれば、男性から119番通報があったのは20日の午前4時50分ごろ。救急隊が5分後に駆けつけたところ男性にはまだ意識があったものの、男性の症状が危険なものであったため、救急隊は受け入れ先の病院を探し回ったが、連絡した病院からは「満床」「処置困難」「患者対応中」などの理由で拒否された。
その後男性の容態は急速に悪化し5時20分ごろに心肺停止状態に陥り、1番最初の要請で一度断られた千葉県若葉区の病院が受け入れを容認したため、救急隊は男性を病院に収容したが、男性は同病院で死亡が確認されたという。