相良洋子医師監修のもと、株式会社QLifeが行った「更年期障害におけるHRT(ホルモン補充療法)」に関する調査によると、HRTを受けた患者の半数以上が更年期障害特有の様々な症状の改善を実感し、満足していることがわかった。
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さがらレディスクリニック相良洋子院長監修のもと、日本最大級の病院検索・医薬品検索・医療情報サイト群ならびに医療者向けサービスを運営する株式会社QLifeが更年期障害におけるHRTに関する調査を実施。現在HRTを受けている40~50代の女性500人を対象にインターネットアンケートで行った。
更年期障害は急な顔のほてり、多汗、頭痛・めまい、気分の浮き沈みなどさまざまな症状が出てくる。HRTを受けた女性のうち、改善したと思う症状で一番多かったのは「急に顔がほてる」が49.0%、次に「汗をかきやすい」が38.3%とあり、更年期特有のホットフラッシュ(急に顔がほてったり、のぼせたりする状態)の改善に大きな効果が現れていることがわかった。HRTを受けた患者の満足度について、59.8%の人が満足していると回答。4人に3人が「医師からの勧め」でHRTを始めており、医師と患者のコミュニケーションを通じてHRTを知る女性の割合の多さもうかがえた。