近年、花粉症になる子どもが増加しており、患者数はアトピー性皮膚炎の約3倍とも言われている。発症年齢も低年齢化してきており、早いうちから花粉症の症状に苦しむ子どもも多い。
(参照:今年のスギ花粉飛散量は昨年より増加 飛散時期は例年並み)
Photo:TwPic29 – Merapi Volcano By Pierre-Emmanuel BOITON
ロート製薬株式会社は、0~16歳の子どもを持つ父母を対象に「子どもの花粉症」アンケート調査を実施。「子どもが花粉症だと思う」という質問に、「そう思う」と答えた親は32.7%。2012年は25.7%、2013年では28.8%だったため、増加傾向であることがわかる。さらに、花粉症になる子どもの数はアトピー性皮膚炎の約3倍以上となっている。発症年齢も低年齢化してきており、10歳までに発症した子どもは80.4%にも上る。低年齢ほど目薬を使うことも難しいため、5人に1人の子どもが目薬を使っていないというのが現状である。
子どもの花粉症についてのエピソードで、点眼に苦労している親が多いことがわかった。キャラクターの指人形をつけたり、目薬の容器の先端が見えないように横から近づけるなど、少しでも子どもが怖がらないように工夫しているという回答もあった。