エボラ出血熱の流行国である西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国の大統領とオバマ米大統領はホワイトハウスで首脳会談を行い、「感染者ゼロ」への連携の合意を行った。
(参照:エボラ出血熱、外出禁止令で暴徒化―シエラレオネ)
世界保健機関(WHO)の報告によると、15日付のエボラ出血熱の感染者数は25,826人、死亡者数は10,704人。同日、リベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国の大統領とオバマ米大統領はホワイトハウスで首脳会談で行い、リベリアでは新たな感染者が先週以降でていないこと、シエラレオネとギニアでも新たな感染者数は40人以下に減っていることから、「感染者ゼロ」の目標に向かっていることを確認した。
17日には国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が、3カ国での感染拡大は減速しているものの、最後の道のりが最も大変であるとして、感染終息だけでなく国の復興にも向けた国際支援が引き続き必要であると訴えている。7月に国連は国際支援について話し合う国際会議を開く予定である。