日本医師会では、医師からのアイデアを商品化する支援業務を6月から開始する。アイデアはホームページで受け付けており、スマートフォンを利用した医療用のアプリも対象となる。
(参照:医療業界、3Dプリンターで人工骨を成形 来年にも実用化が可能に)
Photo:an idea By aloshbennett
日本医師会は、医師から新たな医療機器アイデアを登録できる窓口を設け、開発に進むまで無料で対応をしてくれる。アイデアは診断器具や治療機器、スマートフォンの医療用アプリなども対象となる。実業化できると判断されたアイデアには、コンサルティング会社や国立研究開発法人「日本医療研究開発機構」への紹介をしてくれる。日本医療研究開発機構は、高水準の医療・サービス・健康長寿社会の形成を目指し、医療分野の環境を整える研究や、基礎から実用化までの研究のマネジメントなども行っている。アイデア登録は日本医師会の会員でなくても可能であるが、1万円の登録料が発生する。新たな医療機器は、実際に携わっている医師からの必要性で生まれることが多く、若い医師のアイデアにも期待されている。