全国の薬局などに開設が広がっている検体測定室。普及と質の向上のために、27日「検体測定室連携協議会」が発足された。
(参照:涙で血糖値測定 Google開発の「スマートコンタクトレンズ」)
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検体測定室は、指先からの自己採取により糖尿病のHbA1c値を簡易に測定したり、血糖値測定などができる。国の「治療から予防へ」という政策を受けて昨年の3月に薬局などに開設が可能となり、1年間で1000カ所で開設された。しかし、検体測定室の安全管理や医療機関との連携が不十分なために、簡易検査で満足してしまう利用者も増えることが懸念されていた。そういった問題点の対策として、27日、検体測定室連携協議会が発足。質の向上の図るとともに、3年間で検体測定室を約5000か所にまで増やすことを目指す。
検体測定室連携協議会は、筑波大准教授の矢作直也氏が座長を務め、マニュアルを作成し開設を支援したり、データの収集、研究のほか、利用者が検体測定を利用しやすいように登録薬局を検索できるようにするなどの取り組みを行っていく。