目薬やスキンケアなど健康に関する研究をすすめてきたロート製薬が、農業や漢方の事業推進のため、奈良県と連携・協力の取り組みを行った。3月16日に、奈良県と連携と協力に関する包括協定締結しており、農村地域の活性化等を図っている。
(参照:細胞の糖化がシミの発生に関係 研究結果)
Photo:Monterey County agriculture By Richard Masoner / Cyclelicious
目薬や胃薬などのサービス・研究を続けて来たロート製薬が、「健康寿命を延ばす」を目標に「食」「農業」「再生医療」等を通して「健康」への取り組みを進めている。奈良県は、漢方薬の原料となる薬用植物栽培が盛んな土地であり、連携・協力することで農業をはじめとする産業の活性化を図っていく。具体的な取り組みとしては、漢方のメッカ推進プロジェクト、農業の担い手育成・確保、農村地域の活性化などがあがっている。昨年には、子会社「ハンサムガーデン」を設立し、無農薬栽培した約30種類の野菜を、ネットで販売することも行っている。今後ロート製薬は、日本の農業を活性化するとともに、製薬会社の技術を応用し「健康」を考えた新しい事業へ取り組んでいく。