中東呼吸器症候群(MERS)の感染について、韓国保健福祉部の中央MERS対策本部は8日、第1次の流行は終息したと発表した。
(参照:中東呼吸器症候群 今夏にも指定感染症と検疫感染症に指定)
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MERSは、2012年に初めて確認された病気で、アラビア半島をはじめとする中東地域でみられることが多い。国内ではMERSの感染が発生したことはないが、他国では中東地域に滞在中に感染した人が帰国してから発症というケースがみられる。感染経路は明確にはなっていないが、ヒトコブラクダが感染源の一つだと考えられている。
韓国保健福祉省が行なった8日の発表によると、感染者は新たに23人確認され、87人になった。同日には患者1人が死亡、感染による死亡者は6人になった。ソウル南郊の平沢聖母病院では最初の感染者が確認され、さらに多くの二次感染者がでたが、8日の発表では新たな感染者は出ていないことから、中央MERS対策本部は第1次の感染流行はしたと見解。