株式会社明治が、同社の保有している「1073R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを定期的に摂っていた佐賀県有田町の小中学生は、摂取していない周辺地域の小中学生と比べてA,B,および新型インフルエンザの累積感染率が低かったことを8月9日に報告した。調査期間は2010年10月1日から2011年3月18日。株式会社明治の公表資料によれば、調査期間中の佐賀県在住の小学生のインフルエンザ累積感染率は4.37%で、有田町に隣接するB市では10%を超えていたのに対し、ヨーグルトを定期的に摂っていた有田町の累積感染率は0.64%にとどまっていた。中学生の場合も有田町の累積感染率は0.31%と低く、佐賀県平均の2.57%を大きく下回っていたという。
ちなみに、R-1乳酸菌はブルガリア菌の1種。インフルエンザウイルスを抑制する効果があることがマウスを使った実験により証明されている。