働く女性は、収入の大半を自己投資することができるため、経済的にもゆとりがある方も多いでしょう。一方で、「ある程度の収入があるにも関わらず、なぜか貯金できない」とお悩みの方も少なくありません。
毎日仕事でバタバタしていて、お金を使う暇もないのになぜお金が貯まらないのでしょうか。
今回は、働く女性の中から女性医師をピックアップして、貯金をするためにコツをご紹介していきます。
医師は他の職業に比べて出費が多い!?
高収入のイメージがある医師ですが、貯金がしにくい職業とも言われています。
では、どんなところに出費があるのかチェックしていきましょう。
・慶弔にかかる費用
たくさんの病院関係者とのつながりのある医師は、知り合いが増えます。
そのため、結婚式やお葬式に御呼ばれする機会が多く出費がかさんでしまいます。
・子どもの養育費
結婚している女性医師の場合、子どもに「医者になってもらいたい」「良い大学に進学して欲しい」と教育熱心な特徴が見られます。
塾や予備校、教材費など、子どもの養育費にどんどんとお金が費えてしまいます。
・医師としてのプライド
「女性医師と働いている=キャリアウーマン」というイメージが強いため、後輩や友だちと食事をした際に、ご馳走してしまったり支払いを多く負担してしまうことも。また、「周りの環境に合わせて自分の生活のレベルを上げなければ」と少し家賃の高い家に住んだり、良いものを食べたりと無理をしがちな面もあります。
貯金をするためには現状を把握!
貯金できない方の多くは、毎月何にどのくらいの出費があるのかを自分で把握できていないことがあります。まずは、1ヶ月分の出費を家計簿につけてみましょう。毎日何気なく買っている飲み物やお菓子など、数百円だからと気を抜きがちですが、塵も積もれば山となるという言葉の通り、出費がかさむ原因に。毎日使った金額を家計簿に書き込むことで、余分な出費が見えてきます。
また、コンビニやスーパーで購入した際にすぐにレシートを捨ててしまう方は要注意!
自分が「何をいくらで買ったのか」「どのくらいの出費をしたのか」をしっかり把握するためにも、レシートは必ず保管するクセをつけましょう。
貯金の仕方を見直す
普段の支出が見えてきたところで、今までの貯金の方法を見直してみましょう。
「何にどのくらい使うのか」をポイントにして、手取りの月収を「貯蓄」「自己投資」「生活費」に割り当てます。
どうしても、「貯蓄に手を出してしまうことがある」という方は、定期預金や新しい口座開設など銀行に頼ってみるのもアイディアのひとつです。
「同期の○○ちゃんが良いところに住んでいる」「ハイブランドのバッグを買った」など、周りの情報を耳にしがちですが、「自分は自分」と区別することが大切です。
支払い方法を見直す
基本的に「買い物は全てクレジットカードで済ませる」という方は要注意!
クレジットカードで支払いをしてしまうとお金を使った感覚が薄れてしまうので、請求金額がすごいことに……。
「今日はどのくらい使ったのか」「いつ引き落とされるのか」を、考えながら使いましょう。
また、クレジットカードを持っていると買うつもりのないものまで買ってしまう傾向にある方は、クレジットカードを持ち歩かず現金で支払うクセをつけましょう。
欲しいものがあっても、「持ち合わせがない」「クレジットカードがない」という状況になるので無駄な出費や物欲を抑えることができます。
もちろん、我慢しすぎるとストレスにつながる可能性があるので、「欲しいものを買う日」「おいしいものを食べる日」というように特別な日を設けるようにすると良いでしょう。
女性医師として、プライドを持って働くことはとても素敵なことですが、周りの環境に合わせて自分までレベルを上げる必要はありません。「自分は自分」と区別し、毎月の支出を把握し貯金を心掛けていきましょう。