医師不足が深刻な岩手県は、地域医療の担い手となる家庭医を育成する「いわてイーハトーヴ総合診療医育成プログラム」に参加する研修医を募集している。
「いわてイーハトーヴ総合診療医育成プログラム」とは、基幹病院と地域病院をローテートしながら地域医療を担う医師を育てる岩手県独自の取り組み。医師不足が深刻な岩手県では子どもから高齢者まで、幅広い患者に対応できる家庭医の育成に県をあげて対応する。
卒後臨床研修が終了した後期研修医または、経験3年以上で、専門医から地域医療を希望する医師が対象となる。参加する研修医は地域病院で地域医療の実践を学び、基幹病院で内科、外科、小児科、高齢者医療、救急医療など必要な技術を修練する。プログラムには「病院型総合医」と「地域包括型総合医」の二つがある。期間は3年程度、日本プライマリ・ケア連合学会認定医の取得を目指す。