インフルエンザのニュースを見る度に「感染しないように気を付けなくては」と思いますよね。
毎日病院で大勢の患者さんに接する機会が多い女医だからこそ、インフルエンザをしっかりと予防しましょう。
今回は簡単に実践できるインフルエンザの予防法を紹介します。
インフルエンザのかかりやすさをチェック!
インフルエンザが流行していても、かかりやすい人とかかりにくい人がいます。
まずは自分がインフルエンザにかかりやすい状態にあるかチェックしてみましょう。
・現在インフルエンザワクチンの接種をしていない
・インフルエンザにかかった人が周囲にいる
・毎日、不特定多数の人に接している
・最近は忙しくて疲れ気味
・外から帰って、手を洗わない
・寝不足である
上記の項目にチェック数が多い程、インフルエンザにかかりやすい状態といえます。
できるだけ早めに自分で予防しましょう。
すぐに実践できるインフルエンザの予防方法
マスクの着用
くしゃみをすると、口から飛沫(ひまつ)が飛び散ります。
インフルエンザに感染した人のくしゃみからでた飛沫には、大量のインフルエンザウイルスが含まれます。
この飛沫を鼻や口から吸いこむと感染する可能性が高くなります。マスクはこうした飛沫感染を防ぐために有効なアイテムです。
疲れている時の外出は避ける
疲労で体力が低下していると、インフルエンザに対する抵抗力も低下してしまいます。
なるべく人が多い場所への外出は避け、栄養と休息を十分取るように心がけてください。
インフルエンザの予防はもちろん、自分で自覚がないままウイルスをまき散らさないためにも無理はしないほうがいいですね。
手洗いの徹底
インフルエンザウイルスが付着したドアノブなどに触ると、ウイルスが自分の手に付いてしまいます。
その手を鼻や口に持っていくと感染してしまうので要注意。外出から帰った後は手洗いを徹底しましょう。
石鹸をよく泡立てて、手のひら、手の甲、指と指の間や爪の内側まで洗い、流水で流すのがポイントです。
出先で手洗いできない場合はアルコール消毒剤の活用もおすすめです。
毎日肩まで湯船に浸かる
体の芯から温まることで体温が上がり、免疫力も上がります。
また、鼻腔・口腔・喉頭・気管・気管支にある「気道(きどう)」の線毛細胞が活発になり、ウイルスを排出する働きも期待できます。
このとき、汗をかくまで湯船に浸かるのがポイント。汗をかくのは一時的に体温が上がり、免疫力も上がっている状態だからです。
歯磨きもインフルエンザ予防に効果あり?
歯みがきもインフルエンザの予防効果を高めることをご存知でしょうか。
口腔を不潔にしているとウイルスに感染しやすくなります。
歯みがきによって口腔内雑菌を減少させると、インフルエンザの感染を抑える可能性が高まるのです。
インフルエンザ予防はどれも簡単にできるものばかりです。
ぜひ毎日の生活の中に取り入れて、インフルエンザ予防に努めてくださいね。