千葉県はこのほど、2010年度の病院事業の純利益はおよそ11億円強となり、17年ぶりに黒字となる見込みだと発表した。千葉県病院局では黒字化達成の要因は診療体制の充実による患者数の増加、診療報酬のプラス改定などにあると見ている。(参考:勝浦市長、肺がんで死亡 享年59歳)
県によれば、総収入は前年度比7.8%増の414億1200万円。総支出も前年度比より2.8%ほど増加したものの、402億8600万円にとどまっており、差し引き11億2600万円の黒字となった。入院単価や入院患者数、外来単価なども軒並み前年度より増加している。
総務省の指導に基づき千葉県が作成した「千葉県立病院改革プラン」では2013年度に黒字化を達成することが目標として掲げられていたが、3年前倒しでの達成となった。