医師の仕事は忙しいものですが、リフレッシュのためにも夏休みは長めに取得したいものですよね。
しかし「夏休みがほとんど取れない」「夏休みは秋ごろになってようやく取れる」という女性医師もいると思います。
世の中の医師たちはどれだけの期間夏休みを取っているのでしょうか?
この記事では、医師の夏休み期間の目安や、取得する時期についてご紹介いたします。
医師の夏休み、どれだけ取得できる?
医師の夏休み期間は、働いている病院の決まりや役職によって大きく変わります。
国内医師の3人に1人が参加するという医師専用コミュニティサイト「メドピア」のアンケートによると、約55%の医師が夏休みを3~6日程度取得できているのだそうです。
夏休みを1週間以上取得できる医師も約20%いますが、これに対して全く夏休みが確保できない医師も12%いるという結果になりました。
夏休みが取得できない医師も少なくない
大学病院勤務の医師や開業医は、比較的長く夏休みを確保できる傾向にあります。
病院のしかし、規定で夏休みの日数が3日から5日程度と決められている医師は多いものです。
1人で科を支えていたり、訪問診療などを行っていたりする医師は夏休みが全く取得できないこともあるといいます。
また、非常勤勤務のために夏休みの制度自体がなく、働き通しという医師も少なくありません。
医師の夏休み、いつごろ取るのが一般的?
夏休みというと、一般的には8月のお盆の頃に取るものというイメージがあると思います。
しかし、実際に8月中に夏休みが取れるという医師は約25%、その中でもお盆の時期にピンポイントに夏休みが取れる医師は全体の10%程度なのだそうです。
つまり、医師の4人に3人は8月以外の時期に夏休みを取得しているということになるのです。
多くの医師は、忙しくない時期を狙って交代で夏休みを取得しています。
夏休みが6月や7月になる医師は全体の10%、9月頃に取る人が20%、そして、10月以降に夏休みを取る人も全体の20%程度になるといいます。
医師の夏休み期間、どう過ごすべき?
せっかくの夏休み期間だからこそ、遠方に旅行したり、実家に帰省してゆっくりしたりと休日を楽しみたいものですよね。
しかしその一方で専門科の講習会に出席したり、病院に顔を出したりとなかなか仕事から離れられない医師も少なくありません。
夏休み期間を利用して、別の病院の当直バイトなどをして稼ぐという医師もいます。
子どもをもつ医師は、夏休みを秋に取得して運動会などの学校行事のために消化することが多いといいます。
医師の夏休みの過ごし方は、立場や家族の事情によって大きく異なるようです。
夏休みがどれだけ取れるかは、医療機関の方針や医師としての立場によって違います。
中には、夏休みがほとんど取れないという医師や、夏休み中にも仕事に関することばかりしている医師もいるようです。
今回ご紹介した世の医師の声を、夏休み取得の参考にしてみてくださいね。