栃木県大田原市は、子宮頸(けい)がんワクチンの小学6年生の女子児童への集団接種を取りやめ、来年2月から中高生の個別接種へ切り替えると発表した。
子宮頸がんワクチンは政府の助成もあり、各自治体で無料で実施する動きが広まっている。大田原市では全国で初めて小学生の女子児童を対象に集団接種をしてきたが、保護者の同意を得るため保護者の同伴を求めいる。しかし集団接種時に保護者全員の同伴は無理と判断、個別摂取に切り替えることとなった。
中高生のワクチン接種では保護者の署名が確認できれば、同伴の必要はない。同市は費用(約4万5千円)の助成と集団接種によって9割以上の高い接種率を誇っていた。