2010年12月24日、厚生労働省の医道審議会医師分科会の医師国家試験改善検討部会(部会長=兼松隆之・長崎大大学院教授)が、約4年ぶりに開かれた。現行の試験に対する評価や改善点について検討する予定。これらを参考にして、来年度中に国試の出題基準を改定する。主な検討項目は、(1)試験内容・方法 (2)出題基準 (3)OSCEの取り扱い (4)受験資格認定。
この日の部会では以下の内容が指摘された。(1)試験で問われる知識量が増加傾向にあるため、技能に関する教育が不足している。(2)OSCEを卒後臨床研修につなげるべき。(3)良質な既出問題を再び出題する。