岐阜県は12月28日、恵那市長島町正家後田の恵那総合庁舎1階の恵那保健所診察室で保存していた使用済みの注射針や採血管などの感染症廃棄物を紛失したと発表した。
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県の健康福祉政策課によれば、紛失が明らかになったのは12月28日の午後10時半ごろ。
診察室を清掃していた保健所職員が感染症廃棄物を入れるケースの中身だけがなくなっていることに気がついた。最後に廃棄物が出たのは12月8日で、この時点では廃棄物はケースの中に入っていたという。
容器が置いてある診察室は、普段は保険所職員以外の出入りがなく、また施錠もされているため、紛失原因は今のところ不明。
なお、紛失物の中にはエイズや肝炎検査に使用した医療廃棄物も含まれているが、感染の危険はほとんどないという。