第42回日本医学教育学会大会では、来春開催予定の第28回日本医学会総会との共催で、シンポジウム「医学部定員をめぐって」が開催された。
文部科学省高等教育局医学教育課長の新木一弘氏は、「医学部定員増は、現在の医師不足に対する十分条件ではないが、必要条件」と述べたうえで、民主党のマニフェストで、医師養成数に関する表現が変化していることを指摘。
民主党の医学部定員増案は、以前よりトーンダウンしていると述べた。
同シンポジウムには、行政や大学から計5人が出席。急激な医学部定員増は教育の質の低下を招くとの懸念や、地域枠の重要性について議論された。