中学生に、医療への関心を持ってもらおうと、大田市立病院で「中学生地域医療現場体験セミナー」が開催された。
大田二次医療圏内にあたる同市と美郷町から、希望した6人の中学生が参加。白衣姿で病院内を見学し、医師や看護師、検査技師たちに、医療現場の生の声を聞いたという。
このセミナーは、医療分野の志望者を掘り起こすため、島根県が中学生を対象に今年度から開始した、現場体験の一環だ。
同院では、今年度、外科と整形外科の常勤医が不在となり、救急告示を取り下げた。長期的な視野で次世代の医療スタッフを育てたいと、現場体験を受け入れた。