厚生労働省が妊娠初期の風しん抗体検査をEIA法で行う場合の取り扱いについて、発表した。
(参照:「厚生労働省が「第6回再生医療の安全性確保と推進に関する専門委員会」の開催を発表」)
妊娠初期の風しん抗体価測定の目的は二つある。一つ目は、抗体陰性または低抗体価(HI抗体価16倍以下)妊婦に対し、人ごみや子どもの多い場所を避け同居家族への風しんワクチン接種を勧奨するなど風しん疾患予防を行い、妊娠終了後の風しんワクチン接種を勧奨すること。
もう一つは、妊娠初期での感染診断・否定及びペア血清採取が必要な妊婦を抽出すること。
最近、注意が必要な風しんに対し、厚生労働省は抗体価の低い妊婦への感染予防、風しん罹患および風しん罹患疑いのある妊婦への診療対応が重要であることを改めて提言している。