日本周産期・新生児医学会が「妊娠中に風疹含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、風しんワクチン)」を誤って接種した場合の対応についてをホームページに発表した。
(参照:「日本周産期・新生児医学会が、赤ちゃんとお母さんの感染予防対策5カ条を発表」)
全国的に拡大する風しん患者が、まだ風疹の患者数が減少しているという報告はない。風しんウイルスの感染を予防することを目的に、風疹含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、風しんワクチン)の接種を希望する女性が増えているが、妊娠に気付かずにワクチンを接種した場合、赤ちゃんに与える影響などを不安に思う人が多い。
日本周産期・新生児医学会によると、万が一、ワクチン接種した後に妊娠が分かった場合でも、世界的にみてもこれまでにワクチンによる先天性風疹症候群の発生報告はまだない。人工中絶などを考える必要はないと発表した。