今回で第5回となる沖縄平和賞に、特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会(代表は医師の本田徹氏)が選ばれた。
同賞は、沖縄復帰30周年事業として2001年に創設されたもので、2年に1度贈賞する。これまでには、「ペシャワール会」や「特定非営利活動法人難民を助ける会」などが受賞している。
1983年に設立された「シェア」は、アジアやアフリカの途上国を中心に、地域保健活動、エイズ予防啓発のほか、感染者支援活動などを行ってきた。
タイや南アフリカではHIV感染者活動支援を、カンボジアでは保健センター建設支援などを実施している。
すべての人が心身共に健康で暮らせる社会の実現を目指し、27年に及び、国内外で保健支援活動に取り組んできたことが評価された。