北海道滝川市の市立西小学校で6月2日、給食を食べた児童72名が下痢や吐き気などの症状を訴え学校を欠席していたことが分かり、滝川市教育委員会は集団食中毒の可能性があると見て現在実態の調査を進めていたが、6日、滝川保健所はノロウイルスによる感染性胃腸炎が原因であると発表した。(参考:ノロウイルスで58人食中毒か)
滝川市教育委員会によれば、2日までに72名のうち58名が病院で診察を受けたが、全員症状は軽く、入院した児童はいない。教諭3人も同様の症状を訴えていた。給食は構内の調理室で作られていた。その後同様の症状で医療機関を受診する児童が増えたため、小学校は臨時休校を5日までのところ7日まで延長し、また給食は10日まで中止とすることとした。
滝川保健所が調査したところ、患者の便からウイルスを検出、一方給食や調理室、調理員の便からはノロウイルスは検出されなかった。