風疹で妊婦の胎児に障害が出たと新たに発表があった。11人目の報告例となる。
(参照:「鳥取県が「風疹ワクチン接種補助」を発表」)
風疹にかかった妊婦の胎児に障害が出る「先天性風疹症候群(CRS)」が今月上旬、東京都内で新たに報告された。読売新聞によると、CRSの子どもを持つ親らが6月17日、国が費用を負担した臨時の予防接種を実施するよう、厚生労働省に申し入れた。風疹患者の増加に歯止めをかけることが狙いだ。
風疹の患者は昨年後半から 増え始め、今年は今月2日までに全国で9408人の患者が報告され、今月中に1万人を超えそうだ。昨年1年間との比較でも、既に4倍近くに上っている。夫が風しんにかかり、妊婦にうつさないようにと、厚生労働省は積極的に予防接種を呼びかけている。