特別養子縁組のあっせん事業を巡り、熊本市に位置する「福田病院」が日本医師会の要請を受けて、病院として初めて養子あっせん事業をスタートさせると発表があった。(参照:「日本医師会が「平成25年度日本医師会認定産業医制度生涯研修会」開催を発表」)
読売新聞によると、福田病院のほか、3県の3医療機関が参入の準備を進めているとのこと。
養子あっせん事業は、一部の民間団体が養父母から寄付金などの名目で多額の現金を受け取った問題がクローズアップされた。今回の事業は、病院側は寄付金はなしで、より透明性の高い事業運営を目指すと強い決意があるようだ。
日本医師会は、産婦人科病院で望まない妊娠をした女性の子どもの特別養子縁組を積極的に進める方針を決めていた。熊本県医師会の会長を務める福田氏が自ら動き、始動した。今後、軌道に乗る事業にするために試行錯誤が続くようだ。