昨年から続く前代未聞の風疹の大流行。ワクチンの不足が懸念されていたが、厚生労働省は、流行は収まる傾向にあり、ワクチンの接種者も減ったとし、懸念は回避できるとの見通しを発表した。
(参照:「風しんワクチンが不足。やむをえず大人への接種中止する医院も」)
この発表は7月9日に開かれた専門家会議で明らかになった。報告によると、流行の中心は、20~40代の男性で、今年1月から先月末までに昨年の5倍超の1万3,344人の患者がいたようだ。1か月で例年の年間接種者数を超える月もあり、ワクチン不足が懸念されていたが、6月以降、患者数は激減し、約67万本のワクチン在庫があり、さらに増産態勢に入っていることなどから、全国的なワクチン不足は回避できると判断した。