西日本では初めて。兵庫医科大が手術看護分野の認定看護師の教育課程を10月に開講すると発表した。
(参照:「日本看護協会、看護職員らの労働環境改善を求める」)
手術看護の認定看護師は、術前から術後にかけての継続看護法や、合併症を防ぐための安全管理などについてのスペシャリストだ。通算5年以上の実務経験と、うち 3年以上は手術看護に当たった経験があることが条件となる。さらに、日本看護協会の認定を受けた教育機関で半年間の研修を経て審査に合格する必要がある。
手術看護の認定看護師は、現在、東京女子医科大にしか教育機関がなく、兵庫県内でも同分野の認定看護師は16人となっている。兵庫医科大の教育課程では、看護師約30人が、まずは座学で知識を深めて、県立尼崎病院(尼崎市)など周辺の15病院で実習を行い、手術室での感染予防、患者や家族の心理などについて深く学ぶ予定だ。