香川県三木町が町内で産婦人科の医療機関を開く医師に対し、最高2億円を助成する制度を設けるという斬新な企画を発案した。(参照:22年連続で産婦人科・産科病院が減少と厚生労働省が発表)
香川県三木町では現在、年間200人前後の赤ちゃんが生まれている。近くの産婦人科は、高松市との境界近くに香川大病院だけ。町が行った76人の母親へのアンケートによると、約9割の人が町の近くに産婦人科が欲しいという回答があった。そこで香川県三木町が動いた。
助成対象は、産婦人科の臨床経験が5年以上あり、10年以上にわたって医療機関を営む意思がある医師。土地購入をはじめ、施設建設備品購入などの費用を、2億円を上限に2分の1まで助成する。上限の金額は、12床程度の施設を建設する平均コストから設定したという。過去、産婦人科開業助成は、静岡県富士市が1億円、京都府の亀岡、城陽両市が各6000万円を用意した前例がある。香川県山木町の大胆なアイディアに産婦人科医たちはどう反応するのか!?その行方が注目されている。