今年度のノーベル賞の発表が10月7日(日本時間午後6時頃)から始まる。
(参照:世界で初のiPS臨床研究、田村厚生労働相が正式に了承)
ノーベル賞とは、ダイナマイトを発明したスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルの、遺言に基づいて、1901年に設けられた世界的な賞である。物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野で顕著な功績を残した人物に贈られる。
昨年はIPS細胞の研究で知られる京都大学iPS細胞研究所所長・教授の山中伸弥氏が「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により医学・生理学分問で受賞した。今年も引き続き日本人でのノーベル賞受賞者の登場が期待されている。医学・生物学分野で日本人では東京工業大学 フロンティア研究機構 特任教授・大隈良典氏、東京大学大学院 医学系研究科 分子細胞生物学分野・水島昇氏、京都大学名誉教授武・市雅俊氏などが今年度のノーベル賞受賞者となる候補として注目されている。
10月7日の医学生理学賞を皮切りに、8日に物理学賞、9日に化学賞、11日に平和賞、14日に経済学賞が発表される。