厚生労働省の研究班代表・森啓大阪市大教授らは、11月よりアルツハイマー型認知症に大しての予防・治療の研究に取りかかった。
(参照:電気けいれん治療、アルツハイマーにも有効か 金沢医科大学ら研究チーム)
認知症には数種類あり認知症高齢者は全国で約462万人(推計)。その中でもアルツハイマー型が全体の7割という高い割合を占めている。アルツハイマー型認知症に対しては海外でも研究が進められているが、その実態調査の報告によると家族性アルツハイマー病の遺伝子を持つ人はほぼ発症しており、発症の時期は40、50代が多く、遺伝子を持つ家系は約520見つかっている。
アルツハイマー型認知症の中でも原因遺伝子によって発症する家族性アルツハイマー病の実態を調査し、原因遺伝子を研究している国際研究「DIAN」に参加する。これにより、治療やメカニズムの解明が期待されている。