山口県宇部市内の歯科診療所にて、女性歯科医師が肺結核を発症しているのに気付かずに患者の診察を行っていたことが6日に発表された。
(参照:千葉県の国立病院機構千葉医療センターにて看護師4人が結核を発病)
歯科医師は8月に咳の症状が見られ9月に悪化し、10月17日に医療機関にて検査をしたところ肺結核を発症したいたことが判明した。検査で判明するまで280人の患者を診察していた。県では説明会を開き、3回以上診察を受けた患者や、乳幼児らを対象に12月中旬までに健康診断を行うことを発表した。
現状、歯科医師の家族や診療所のスタッフらに結核発症の報告は出ていない。
結核は咳、たん、発熱などの初期症状が風邪と似ているため、自分が結核を発症していることに気付かず、集団感染になってしまう恐れもある病気である。乳幼児はとくに抵抗力が低いため、一人一人が医療機関でまず検査するなど早期発見で集団感染予防に気をつける必要がある。