11月6日、田村厚生労働大臣がインターネットでの市販薬販売の新ルールについて会見したのに対し、日本医師会の横倉義武会長は定例会見にて評価と見解を述べた。
(参照:平成25年度 健康食品に含まれる医薬品成分の発見について<千葉県>)
インターネットでの市販薬販売は、厚生労働省にて今年2月〜10月にかけて検討が重ねられてきた。会見で田村憲久厚生労働大臣は、医療用医薬品から一般用医薬品に切り替えて間もない23品目を挙げ、切り替え後3年経過してからネット販売を解禁するとし、劇薬の5品目はネット販売禁止とすることで最終合意した。
日本医師会の横倉義武会長は「ルールがない状態の中、一定の方向性が定まったことについて評価したい」と述べ、一般用医薬品へ切り替えてから3年経過後にインターネット販売するという点に対しても評価を表した。しかし、今後の課題として販売側・購入者の不適切な使用や偽造などの問題については規制強化も視野を入れて協力していく意向を示した。
厚生労働省では2014年からの適用を目標としている。