11月13日、京都大学医学附属病院は3D画像を使用し血管や臓器を立体的に見ながら手術を行う「次世代型ハイブリッド手術室」を公開した。
(参照:「第8回京都大学NICU公開セミナー~新生児内分泌代謝セミナー IN 京都~」が6月に開催予定)
この「次世代型ハイブリッド手術室」とは、手術前や手術中でもエックス線を照射することにより、患者の体内画像を手術台周辺にある10台以上のモニター画面に立体的な3D映像で素早く表示してくれ確認することができる仕組みだ。血管や心臓の状態、手術で使用する細いカテーテルなども立体的に確認することができ細かい微調整なども可能である。これにより、正確性や安全性が高まると同時に患者への負担や不安も軽減される効果が期待される。
この設備は8億5000万を投じて設置され14日から本格稼働を開始した。2015年までにはMRI(磁気共鳴画像)も設置する予定である。記者会見で坂田隆造副病院長は、「次世代型ハイブリッド手術室を使用する事により、より安全な手術が可能である。」と述べている。