高知赤十字病院は、内視鏡手術を行う手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入した。ダヴィンチの導入は県内2台目となる。
(参照:神戸医療産業都市に医療用ロボットの新会社。川重とシスメックス)
「ダヴィンチ」は医師が遠隔操作でロボットを操作することにより、患者の負担を少なく内視鏡手術ができる最新鋭の手術支援ロボットである。3Dカメラによりリアルな画像で捉えることやズームで視野を拡大することも可能。操作では鉗子の細密なうごきを再現でき、手ぶれを制御し正確な手術をサポートしてくれる。遠隔操作機は2台あり、医師2人で協力し手術することも可能。
2012年4月に「ダヴィンチ」を使用しての手術で前立腺がんの全摘出手術が保険適用になり導入を検討する病院が増えてきている。県内では2012年12月に高知大学医学部付属病院に導入され、今回の導入が県内では2台目となる。
高知赤十字病院では「若手医師育成へも積極的に取り組みたい」と意気込みを述べた。導入により最先端医療を学ぶこともできるため、医師の定着にもつながると予想される。