社団法人日本医師会・一般社団法人日本小児科医会・厚生労働省主催のもと、平成26年度「子ども予防接種週間」の実施が発表された。
(参照:風しんワクチンが不足。やむをえず大人への接種中止する医院も)
子ども予防接種週間は日本で平成16年より制定された週間で、子どもの予防接種に対する保護者や地域の人々の関心を高め、接種率を向上させることを目的としている。とくに、4月からの入学・入園を控え予防接種の需要が高まるため、毎年3月の上旬に実施している。
予防接種週間には各都道府県の医療機関などが協力し、ワクチンで防ぐことができる病気(VPD:Vaccine Preventable Diseases)についての情報発信の一端として広報・啓発活動が行われる。最近では予防接種の相談・診療の受付時間帯に受付へ行くことが難しかった人に対しても、予防接種をより受けやすくするために土曜日・日曜日・平日の夜間での診療にも対応し始めている。厚生労働省によると、今年は特に麻しん風しんの予防接種に重点を置くという。
平成26年度は3月1日(土)から3月7日(金)までの7日間に子ども予防接種週間の実施を予定している。詳細や受付時間など各地域・医療機関に相談、予約の上、接種となる。