今年1月からインフルエンザ患者が急激に増加傾向となり、ピークは1下旬から2月上旬が予想される。各都道府県では注意報を発令し、国立感染症研究所でも引き続き徹底した予防を呼びかけている。
(参照:インフルエンザ 予防だけでなく治療薬への理解を)
国立感染症研究所の発表によると、各医療機関からの報告から今年に入り12日までのインフルエンザ患者数は2万7100人で前週比より2.7倍増加していることがわかった。 ウイルスのタイプ別ではA香港型が全体の半数を占め、3割近くが5年前に新型インフルエンザとして流行したH1N1型が占めている。学級閉鎖となった都道府県も相次ぎ、さらなる増加が予想される。都道府県別では医療機関1施設につき患者数は沖縄県が19.90人と最も多く、次に鹿児島県、岐阜県が続いているが全体的に各都道府県で患者数が増加している。
冬休みが終わり集団生活の機会が増えたことや、より冷え込んできておりこれにより乾燥している施設内でインフルエンザウイルスが繁殖し蔓延しやすい環境になっている。これから学生は受験シーズンも迎えるため、うがい手洗いは必ず行い体調に異変があった際は医療機関へ早めに受診することを重要である。