このところ全国で感染性胃腸炎相次いでいる。日本医師会の報告によると2月7日時点で北海道内の保育所、医療機関、社会福祉施設と複数箇所にて感染性胃腸炎が発生していたことがわかった。感染者は大事には至らず、現在は快方へと向かっている。
(参照:広島市中学校10校で計324人が集団食中毒! ノロウイルスを検出)
Photo:EL RUBOR DE NOSTOC By PROYECTO AGUA** /** WATER PROJECT
苫小牧市内の保育所では1月18日〜2月2日にかけて嘔吐や下痢などの症状を園児や職員の28人が訴えた。患者5人の便を検査したところ4人からノロウイルスを確認。28人中22人が医療機関で受診したが、入院を要した患者はおらず、現在すべての患者が回復もしくは快方へ向かっている。
北見市内の社会福祉施設では、1月25日〜31日にかけて入所者や職員の21人が嘔吐や下痢、発熱の症状を訴え、患者13人の便を検査したところ8人からノロウイルスを確認。21人中10名が医療機関で受診しており、入院した患者はいない。現在すべての患者が回復もしくは快方へ向かっている。
さらに、同市内の医療機関でもノロウイルスの集団感染が発生。1月27日~2月3日にかけて入院患者や職員
の14人が嘔吐や下痢、腹痛などの症状を訴え、10人の便を検査したところ6人からノロウイルスを確認した。現在すべての患者が回復もしくは快方へ向かっている。
感染経路はいずれも現在調査中である。