福島県内の保護者らが作る「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは6月30日、福島市内の6歳~16歳の男女の尿検査を行ったところ、全員の尿から微量の放射性物質が検出されたと公表した。(参考:東京電力職員2人、緊急時の被ばく量上限を超えたか)
同団体は5月下旬に10人の尿をフランスの研究機関に送付し検査を依頼。その結果、全員の尿から放射性セシウムが検出されたという。放射性セシウム134が最大で尿1リットルあたり1.13ベクレル、放射性セシウム137が同1.3ベクレルだった。
一方、放射線影響研究所の長瀧重信元理事長はこの量で健康被害が発生したことはないとしており、普段どおりの生活をしてほしいと話している。