くすりの適正使用協議会が18日に発表した報告によると、中学生を子どもを持つ母親への医薬品の正しい意識・知識調査をしたところ知識の不足や医薬品の適正使用がされていない母親が多いことがわかった。
(参照:日本医師会会長、市販薬のインターネット販売について会見)
調査は中学生を子どもに持つ母親500名と対象として1月に行われた。調査内容は「医薬品の適正使用に関する意識・知識調査」であり、家庭での使用実態について調べるものである。
子どもへ使用期限切れの薬を飲ませたことがあると答えた母親は16.2%であり6人に1人の割合でいたことがあり、さらに、約4割の親が自身の判断で子どもの薬の量や回数を増減させたりしたことがあると答えた。
健康食品やサプリメントを医薬品と思っている母親は4割を超え、間違った知識により健康被害が起こる可能性もあるとしている。
平成24年度から中学校で義務化となった薬の正しい使用についての講座「くすり教育」があることを知らない母親は9割を超え、認知度が低いことがわかった。くすりの適正使用協議会では、「くすり教育」のサポート進めていくとともに、大人へも正しい薬への知識を促進していく考えである。