視力矯正で一般的となっている「レーシック」だが、新たな視力矯正手術「ICL」を希望する患者が増えてきており注目となっている。
(参照:レーシック手術、医師の意見は「賛成」 「反対」がほぼ同数)
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「ICL」とは小さなレンズを目の中に移植(インプラント)することにより視力矯正する手術である。手術は点眼麻酔をして角膜を約3mm切開する。その部分からレンズを虹彩と水晶体の間に入れ、片目は約10分程で終了となる。レーザーを使用し角膜を直接削って屈折させて補正を行うレーシックは角膜の薄さや近視・乱視の度数によって施術が受けられないことがあったが、ICLは角膜が薄くても施術可能である。さらに、万が一不具合が生じた場合はレンズを取り出すことができる。
費用はクリニックによって多少変わるが両目で約60万円であり、レーシックよりも約2倍程高い。もちろんリスクも伴い、患者によってはレーシックの方で十分回復が見込める場合もある。クリニックでは「ICL」を希望する患者の来院が増えてきており医師と相談・検査をして施術を進めている。