鹿児島県は17日に行われた県医療審議会にて、鹿児島大学病院と鹿児島県立大島病院を第3次救急医療機関に指定することを決定した。救急センターとしての運用は6月からを目指している。
(参照:医療機関とレストランが共同開発した「アンチエイジングランチ」が誕生)
Photo:救急車の鏡文字 By hide10
県は昨年3月に県保健医療計画を策定。一刻を争う重症の患者に対して救急医療を行う第3次救急医療機関の拡大を進めていた。今回の決定により、第3次救急医療機関はすでに指定されている鹿児島市立病院と合わせて3病院となった。
鹿児島大学病院は、救命救急センターとして4月1日以降からの指定となる。救命救急センターは24時間体制にわたり重症の患者へ救急医療の受け入りを行い、20床以上の専用病床が定められている。鹿児島大学病院は、昨年度にヘリポート設備もある新病棟を開設している。鹿児島県立大島病院は地域救命救急センターとして5月1以降から指定。地域救命救急センターは、10床から20床に満たない専門病床の小規模救命救急センターである。6月からの運用を目指し救急センターや集中治療室や臨床研修センターの整備を進めている。