年々増加傾向となっている肥満症。欧米に比べ日本では極端な肥満の人の割合が低いとされているが、現在日本での肥満症患者は2300万人を超えるといわれている。さらに肥満でないから安心というわけではなく、隠れ肥満や内蔵脂肪型肥満のケースもあるので注意が必要である。
(参照:新しい肥満概念「サルコペニア肥満」 その予防と対策のための方法)
Photo:Walk Your Way To Fitness: 7 Health Benefits Of Walking – Lowers The Odds Of Obesity By UrbaneWomenMag
肥満は大きくわけて2種類あり、皮膚の下に脂肪がつく皮下脂肪と、内蔵のまわりにつく内蔵脂肪がある。肥満症と診断される人は身長と体重から計算されるBMIの数値によって診断される。このBMI数値が25以上だと肥満とされているが、基準値25を超えていなくても内臓脂肪が多いことによる肥満症のケースも少なくない。とくに、内蔵脂肪型肥満の場合、見た目にもわかりづらいため自覚することが難しい。
簡単に内蔵脂肪型肥満かを調べる方法として腹囲を調べ、男性85cm、女性90cm以上の場合は内蔵脂肪型肥満の可能性がある。 適度な運動をせずに食事だけを極端に減らすなどのダイエットをしている人は内蔵脂肪型肥満になることもあるので、なるべく階段を利用するなど体を使うことに意識を傾けたり、食べ過ぎないよう注意するなど日々の少しの気づかいから生活習慣を改善していくことが大事である。