日本医師会の報告によると、男性医師の育児休暇の取得率は2.6%だったことがわかった。さらに、職場に言い出せないという意見も多く寄せられた。調査は男女共同参画委員会がアンケートを実施。
(参照:女性医師の今とこれからを真剣に考えるイベント「女性のライフワークバランスと活躍の場を求めて」開催)
全国の臨床研修病院の6946人の子どもをもつ男性医師の97.4%が育児休暇を取らず、2.6%が育児休暇を取得した。女性の育児休暇や労働環境改善などが進められているが、男性医師の育児休暇取得にもまた難しい点が多く存在している。育児休暇を取らなかったと回答した男性医師の中には職場に言い出せなかったという意見も多くあり、育児休暇取得率が低迷している要因が浮き彫りになった。
26日の記者会見にて日本医師会小森貴常任理事は、この調査結果から女性医師が仕事を続けて行くためにも男性医師の協力が必要であり、育児休暇取得への改善の方向を示した。さらに、方針などの決定に女性医師も加わることが女性医師の妊娠・出産などにも対応していく環境改善をしていく上で重要と述べている。